主夫コーナー:調理はスピードが命!だから準備が必要
例えば家庭でも良く作る「チャーハン(炒飯)」、
中華料理はスピード感が大事です。
スピーディに調理をするには、準備が非常に大切になります。
私はまだまだ修行が足りないので、調理の工程を抜かしてしまったりします。
例を挙げると、
①オイスターソースを入れるのを忘れたり、
②具材の炒める順序を間違えたり
③味付けのタイミングが違ったり・・・
そこで私が悟ったことは、とにかく準備が大事ってこと。
調味料などは事前に順番を意識して並べておく、すると並んだ順番に加えていくだけで、ミスしなくなる。
あとは調理時間の制御、煮物などの料理は時間をかけてじっくりとやるのが普通なので
そうスピードは必要ありません。
しかし、炒め物では、超スピード感が必要です。
チャーハンなんか特に、高火力のガスレンジ(IH調理器でも)で短時間に勝負の
世界です。
素材の風味と食感を生かすためには、長時間炒め過ぎないってことが、とても大切。
同じように、モヤシ炒めなんかも、スピード勝負です。
シャキシャキの食感を出すには短時間で仕上げること。
つまり炒め過ぎないのがコツですね。
調理の工程は、色々あって、炒める・煮る・焼く・蒸す・揚げる・焚く・蒸らす・茹でる がある。
他にも、下処理のレンチン(事前の火通し)
・グリル加熱(焼き魚やローストビーフ)
・オーブン過熱(焼きもの)・油通し(炒め物)
・事前の味付け(唐揚げなど)・厚切り肉の事前常温化
・解凍のタイミング・・・などなど。
これらをタイミング良く時系列に配置し準備しておくことがスムーズな調理に必要
な事となってきます。
とにかく、十分な準備こそ調理の秘訣と言うことになります。
私は料理研究家でもなく、調理師でもない。
ただの家庭の主夫ですが、美味しい料理を家族に食べさせたいって思いは十分に
あります。
だから研究を怠りません。まあたまにポカをやりますがね(笑)
早く一流のシェフになりたいなと思っています。
歳をとって仕事も少なく、時間に余裕が出来たからこそ、可能になることです。
さあ今日も、がんばるぞぉ~~!
因みにこの稿は、約2300文字で原稿用紙で言えば、約6枚、
推敲しながら書いたので、55分ほど掛かっちゃいました。
もっとスピード感が欲しいですね・・・。(笑)
以下に効率の良い調理についての手法を紹介しておきます。
PERT図ってのは、プログラミングなどで良く使われる技法で、
順番や工程を予め考慮して、時間的順序を明らかにしておくことです。
そうすることで、順番を間違えたり工程を抜かしたりすることがなくなり、
スムーズに仕事を進行させることが出来ます。
例えばご飯を炊く場合でしたら、以下のようになります。
ご飯を炊く工程と所要時間
1.米を研ぐ…5分
2.米を水に浸す…30~60分(季節、水温、新米か古米かにより変動)
3.米を炊く…25分(炊飯器のコースによる)
4.米を蒸らす…10分
※「2.米を水に浸す」の所要時間については、季節によって水温や米の鮮度(新米か古米かどうか)が異なり、米の吸水時間にも影響があり時間も変動します。
ここでは鍋でご飯を炊く場合など、1~4の工程が必要な炊き方を前提にします。
炊飯器を使用する場合、工程2で炊飯器の釜にお米と水を入れて、炊飯器のコースをセットしスイッチを入れるだけで工程4まで自動調理してくれるので、実際は「1.米を研ぐ」「2.米を炊飯器にセットする」の2工程になります。
普段、炊飯器を使っている方も、この機会に鍋での炊飯を試してみてください。特にキッチンのコンロがガスコンロの方はオススメです。
ガスの高火力で炊き上げると鍋の中で対流が起き、米が踊って熱がムラなく芯まで均一に伝わり、ふっくらと米が立った甘みが引き出されたご飯になります。
級炊飯器が目指しているのはかまど炊きの再現。つまり、鍋を使えば、家庭の直火でも早くて美味しいご飯が炊けるのです。
一部のガスコンロには自動で火加減や時間を調整し、ご飯が炊けたらお知らせして自動で火が消える「自動炊飯モード」が搭載されています。
火加減のコツをつかめば、家庭にある行平鍋やフライパン、土鍋でも炊飯可能ですよ(火加減調整がいらない炊飯用の土鍋やIH対応の土鍋も市販されています)。
家庭料理の定番:カレーライスの調理の場合は、以下のようになる。
各工程に必要な時間と、順番を予め決めておくことが、失敗しないこコツってことですね。
料理は段取り=タスク管理が重要
「料理が上手な人」とはどんな人でしょうか。
味付けが美味い、包丁さばきなどの技術が高い、調理が早い、レシピの豊富さ、アレンジ力、盛り付けが美しいなど、さまざまなスキルが考えられます。
では「仕事ができる人」はどうでしょう?
仕事もさまざまな評価軸がありますが、最近重要視されているのは「仕事の効率化」や
「生産性の向上」。限られた時間内で成果を上げることが求められています。
近年、時短料理が流行っていますが、忙しい今の時代では料理も限られた時間内で
チャチャッと作れる能力、つまり効率化=段取りが重要です。
ただわたしは、単に時短を求めません。じっくりと時間をかけて美味しい料理を
作る方を優先します。
だから基本的に手作りです。インスタント食材や冷凍食品なども手間の効率から
利用しますが、素材から丁寧に調理するのがモットーですね。
しかし、料理本やネット上のレシピには各料理の手順は載っていても、
複数の料理を同時に作る段取りはあまり書かれていません。
料理の段取りは経験則や慣れによる部分が大きかったのですが、料理ができる人というのは、今回のガントチャートで可視化したようなタスク管理を頭の中で組み立てて先読みし調理しているのです。