昔からあって、今も続く算数の中に、九九がある。
数ヶ月かけて一の段から九の段まで覚えるのだ・・・。
わたしは算数・数学教育に取り組んできて、
これほど無駄なものはないと思っている。
最初に思ったのは、2*9=18 と 9*2=18
掛け算は掛ける順序(順番)関係なく、答えは同じ。
つまり、
ニクとクニは同じなのだ。
サンパとハッサンも同じ。
シチハとハッシチも同じ・・・・・・
こんなもの、2重に覚える必要なし!!
これらの組合せだけでも(m*n=n*m)、約半数は覚える必要などない。
そして、なんともばかげた段は、一の段!!!
1に何をかけても、同じ。
何に1をかけても、同じ。
一の段って、要らねくね・・・・。
普通に、数値が9個(1桁の数)あって、それにそれぞれ9個の1桁の数
が掛け算されるのだから、9*9=81通り・・・文字通り九九となる
のですが、そこには、重複が多々含まれているのだ!
そこで、トラ流、新九九です。
① 二の段:普通どおり、2*2~2*9 → 8個
② 三の段:3*2は、既に上に含まれているので不要!
よって、 → 7個
③ 四の段:4*2と4*3は、既に上に含まれているので不要!
よって、 → 6個
④ 五の段:5*2と5*3と5*4は、既に上に含まれているので不要!
よって、 → 5個
⑤ 六の段:6*2と6*3と6*4と6*5は、既に上に含まれているので不要!
よって、 → 4個
⑥ 七の段:7*2と7*3と7*4と7*5と7*6は、 既に上に含まれている
ので 不要! よって、 → 3個
⑦ 八の段:8*2と8*3と8*4と8*5と8*6と8*7は、 既に上に含まれて
いるので 不要! よって、 → 2個
⑧ 九の段:9*2と9*3と9*4と9*5と9*6と9*7と9*8は、
既に上に含まれているので 不要! よって、 → 1個
とどのつまり、、、、九九は、81個ではなく、
36個覚えれば良いのである!!!
比較して欲しい、
81個覚える労力と、36個の場合を・・・・
従来の44%を、覚えるだけなのだ。
この方が数倍良いに決まってる。