まあタイトルそのままですが、
魚は捕獲したらその場で、しめて血抜きして、保冷する。
この工程をやった魚は、本当に美味い!魚の生臭感がなくて、
それが新鮮感につながるのだ。
魚体が大きい魚だと(約30cm以上のもの)、それも可能なのですけれど、
小さいもの(鯵や鰯、小鯖・ベラやハゼなど)は、いちいちこういう処理を
していられない、漁獲量は時間勝負だから、小物に時間をかけていたら、
大物を逃す可能性が大きいからだ。
そこで漁師や釣り人は、その手間を惜しむわけだ。
逆に料理をする立場から言うと、このひと手間が魚の味を左右すると、
解っている。
無論その手間は、コスト高になるし、収穫量の減少にもなるので、
まさにジレンマ状態である。
普通の釣り人(一般人)であれば、その手間をかけて、
美味しい魚を食べたいなとなるのだが、・・・。
とわ言え、魚は鮮度が一番ってことです。
対して、家畜のお肉系は買ってすぐよりも、数日(5~7日くらい)熟成
させた方が美味しくなる!
大概の人はお肉も新鮮な方が美味しいと思っているが、
魚とお肉ではその蛋白質が異なるため、
実は屠殺直後よりも時間をかけて熟成させた方が、お肉も柔らかくなり、
蛋白質成分が熟成(分解)することで、うま味成分が増加する。
これが料理の味に影響を与えるのだ。
お漬物も同様で、もともと発酵食品であるから、発酵が進めば進むほど
食品自体の味も良くなる。
単なる野菜の塩漬けでは無く、色々な微生物(細菌・バクテリア)の活動に
よって、沢山の味の成分が作り出されるからだ。
これは人間が人為的にやろうと思っても出来ない世界。
微生物って凄い!
ってことで、魚と肉と漬物について、論じてみた。
せっかく食べるなら、美味しく食べたいよね~~。
家庭でも実践すれば、食物を無駄にすることもなく、美味しく食べられますよ~。