katekyou-nowの日記

数学は計算力であ~る!

前回の解答です!

問題はというと、、、
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さて、普通にこの四角形を考えていても、まず解けないです。

そう、108°にピンと来るかどうかですね?!

キーワードは108°、つまり正五角形の内角の一つです。
BC=CDなので、この辺を含む正五角形を描いてみましょう。

すると168°の角が、2分割されて、60°と108°に・・・
これで、左側のABの辺りに、正三角形が見えてきます。
(作図してみてね!)

するとどうでしょう、、、
ADの下方に、元の図形と対称な四角形が現れるではありませんか。
このとき、描かれた正五角形はADを対称として2分割されているから、
角Dは108°の半分で、54度と解かります。

いやぁ~~、お疲れ様でした!!!


正解を聞いても解からなかった方は、もう一度小学校からやり直しですよ・・・(笑)

久しぶりの確率論(回答篇)

大変遅くなりましたが、『久しぶりの確率論 』の回答篇です。

答えは『3個』です。
正確には2.94個

意外に少なかったという印象を受けると思います。

ではかんたん解説:
例にも書きましたが、紐が1本の場合は、結ぶ先は1つしかないので、輪っかは1個出来ます。

紐が2本なら、
1つの端の結び先は3個(3通り)あって、
①自分自身に結ぶと1個出来て、あとは必然的に1本で1個出来る。(合計2個)
②自分以外と結ぶと、端は2つになり必然的に2本で1個の輪っかが1個出来る。
 自分以外への結び先は2通りあり、それぞれ1個の輪っかが出来る。 
よって、1/3・((1+1)+1+1)=4/3

紐が3本なら、
1つの端の結び先は5個(5通り)あって、
①自分自身に結ぶと1個出来て、あとは必然的に紐2本の場合と同じ4/3個。(合計7/3個)
②自分以外と結ぶと、端は4つになり必然的に紐2本の場合と同じになる。 
よって、1/5・((7/3)+4/3+4/3+4/3+4/3)=23/15

以下、このように繰り返すことになる。

エクセルを使って計算すると、、、
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紐が50本に場合は、2.937本となります。

つまり約3本が答えです。

結果に納得がいかない方は、ぜひ私の本講座を受講ください。・・・・・ 

数学とは、抽象化すること・・・、である。

小学校から中学にかけて、算数から数学と名前が変わる。
他の科目は同じだ!
では、算数と数学で何が変わるのか?
実際、ここに気がつく人は殆んどいないのである。
 
今回はここにメスを入れようと思う!
即ち、小学算数と中学数学の市場のおきな違いは、、、
数字ではない、文字の登場であると、言い切ってよい。
つまり、
小学時代は、数の計算といったら、すべてが具体的な数字であり、
計算規則(四則演算や括弧、小数・分数の計算手順みたいなもの)さえ
覚えておけば、早い話:足し算と引き算と掛け算と割り算の組合せで
しかない。
文章問題など、考え方の理屈は付くが、基本は具体的な数字の連続であり、
計算そのものであった。
 
しかぁ~~し、中学になると文字式なるものが登場し、
その文字は色んな数字を表すことが出来るのだ!と、、、・・・
これは、即ち、『抽象化』そのものである。
この抽象化が算数から数学への壁になっているのだ!
 
そのとき、賢い子は、
素早くこの変化に気付き、文字による置き換えを理解する。
しかし、所謂『出来ない子』は、これが理解不能となり、パニくるのだ。
いわば、文字は数字の置き換えであり、実際には何かの数字がそこに
入る!のだという事実が理解出来ないまま、進んでいくから、
なおさら、難しく感じる。
ようするに、具体化された数字から、抽象化された文字への転換なのだ!
 
ここで多くの生徒は2つに分かれる。
文字式に付いて行ける子
文字式に付いて行けない子・・・
文字とは結局、何かの数字そのものなんだが、
具体性を欠いた文字式は、さらに生徒を翻弄していくのだ。
そのとき、文字とは何らかの具体的な数字なのだという事実に気が付くと
この数字から文字への変化に追従できて、『数学が分かる』人種となっていく。
それが出来なかった子は、この変化に苦しみ、数学嫌いになっていく・・・
という、悪循環に入り込んでしまう。
 
では、この変化をどうすれば、
素直に受け入れて、昇華させて行けるのだろう????
それには、まず、具体的に数値を入れてみよう・・・
という思想です。
文字は何らかの数値の代表でしかなく、実際には特定の数値が入るのであるという、認識が明暗を分けることになるのである。
 
逆に言えば、数学に世界に入ることは、抽象的なものを認めるという思考段階であり、より一般化した認識にいたるということに他ならない。
今まで、円の直径は具体的な5cmという量であった
これからは、半径=5/2cmという数値に置き換わるのである。
円周率も具体的な3.14という数値が、『π』という記号になってしまう。
πは3.14であったり、3.1416でったり、または3であったりするものが、
文字で置き換わっただけなのに、皆目分からなくなってしまう、のだ。
 
ここで生徒たちは2つに分かれる。
抽象化が分かった生徒は、苦もなくπの世界に入れる。
抽象化が分からない生徒は、数字を捜し求める。
 
ここで改めて、数学とは、抽象化であることに気が付くのである。
出遅れた生徒は、そのことにもがき苦しむ。
1次方程式が解けない。
等式の性質は何となく分かるけど、移項が出来ない。
結果、方程式が解けない。
これは、まさしく中1時代の私そのものであった・・・。
では何故、算数~数学ができない、一人の中学生が、
数学に目覚め、計算が好きになって、
平方根ももろともせず、
数学の道に進むようになっていった?のか???
 
学校の定期テストも、学校の実力試験も、大手数学模試も、センター試験も、大学2次試験も満点しか考えられない
ことになっていったのか???
その秘密は、、、
『抽象化された、世界が嫌だったから、いつも具体化をしながら、考えた。』
からである。
数学に才能があり生徒なら、この抽象化に付いていき、理解していったのだろう。しかしわたしはそうではなかった。
抽象化に苦しみ、もがき、わけわからん病があったおかげで、
いつも間にか抽象化の概念が分かってからに他ならない。
その全ての根源は、具体的把握、つまり具体化のおかげなのである。
 
文字式はいつも、具体的な数値をイメージし
平方根は具体的な近似値というもので具体化し)
実際はこんな数値が入るが、今はそれをaやAで表しているのだと気付いたから・・・
2aという文字式があれば、aが1なら2、aが3なら3と意識しながら」計算していったからに他ならない。
要は抽象化は具体化の成れの果てであって、具体化してみれば
ただの数値に過ぎないといういうことが、分かったからであった。
 
つまり教訓として、
実際の数値を当てはめてみよ!ということ。
抽象化を克服するには具体化して感覚を掴むことだと、気付いたからだった。
 
そこで、数学の抽象化に苦しむ人に、自信を持って言えることがある。
『代入』せよ、文字はある値でしかないことに気が付くかどうかに
掛かっているのだ・・・・・・・・・・・
いつもかも、
現実の数値で、文字式を見ていけばいいのだから。

数学勉強法の【嘘】

世間で広く出回っている数学の勉強法がある・・・

たとえば、これ:


そりゃあ言ってることは正しいですよ!

でも時間軸を無視していますよね。

時間が無限に使えるなら、その理論は正しいかも(ただ、他に学ぶべきものかける時間を阻害しているというデメリットは存在します)

では本当の数学の勉強法は、、、

私の持論を示しておきます。

数学は考え方を学ぶ場です。
・一つの問題に対して、沢山の観点から眺めることでより良い解法に
 たどり着くという事実。
・数値が変わっても、問題としては同じであるという認識。
・考える素になる知識は多ければ多いほど良いという事実。
・数学はある意味、計算力の上に存在するという認識。
などである。

では実際のやり方を示しましょう。

①まず教科書をやれ、完璧に理解せよ
 センター試験・個別試験共に、教科書(教育課程)に属しない内容は出題されない、ことが根拠。
②入試問題に対する馴れとして、あるのが参考書や問題集、であること。
 まだ数学の考え方が身についていない人には、解法を示すことで、馴れによる安心感を得るため。
③チャート式などの有名問題集をやる場合の留意点:
 かならず章の先頭にある、基礎知識まとめを読み、知識の確認を行う
 その後、基本例題に進み、まずは考え方を学ぶ
 その際、類題や練習問題はやらない
 基本例題は数度繰り返すことは(馴れの助長のため)有効だが、まず数学全体を
 通して知識を取得するために、高速で全体を一周する、ことが大事
 2周目は、自分が理解できていない部分を確認するためと、計算練習とするため
 演習問題を多くやってみる
以上は他の参考書・問題集でも同じ。

④その問題を解いたことから得られる【知恵】を自分の言葉で書き出す(まとめる)
⑤自分の得た知を使って、解けることに快感を感じる、自己満足に浸る。
⑥解けることへの感動を味わう。

そして最期に重要なことがある。
時間にシビアになれ!
時間を計って、速度を追求する。

もっと楽な方法を考えてみる。
もっと高速にできる方法を考えてみる。


一つの例を挙げてみよう:

直角三角形の斜辺以外の2辺が、18と24のとき斜辺の長さを求めよ。

普通の回答:
 x^2=18^2+24^2=324+576=900   ∴x=30

より良い回答:
 18=3*6 24=4*6 つまり辺の比が3:4:5の直角三角形だから、斜辺は5*6=30

何がわからないのかを、まず考えよ!

何がわからないのかを、まず考えよ!
 
何がわかれば、解けるのかも、まず考えよ!
 
まずはmy辞書からの格言を2つ示しました。
生徒の話を聞いていると、思うことがある。
それは、生徒自分自身で何がわかっていないのか?がわかっていない!
ことです。
 
だから、具体的に質問出来ないし、『この問題がわかりません。』という言葉しか出てこないのです。
 
生徒からこの言葉が出ると、私は、『じゃあ、何がわかれば、解けるの?』
と聞き返します。
まあちょっと意地悪な質問ですが、行き着くところは、そこなんですから
しょうがないですね。
 
まずは自分の弱点を知ること、わからないところがどこなのか?はっきりさせることが大事
そして、そこを補強する。
その後、
じゃあ、何がわかれば解けるのか?を考える。
という順番になります。
 
多くの生徒がもやもやしている部分というのは、教師はちゃんとわかっています。
でもあえて、質問して(何がわからないの?)と聞いてみる。
そこで、説明出来ない生徒は、ほとんどが基礎知識不足です。
教科書の記述も読まず、例題もやらずに、
チャート式や問題集に走っているからです。
基礎知識が欠落しているのだから、わからないで当然である!
わかるわけがない!
問題の正確な意味すらわかっていない場合も多いですね。
 
それなのに、問題の解き方を教えてくれと、言う・・・
まさに本末転倒、『いいかげん、目覚めなさい!』
                    ・・・(女王の教室の名言より)
と言いたくなるのです。
 
だから、まず、何がわからないのか考えることです。
するとその原因が、基本知識不足であることがわかる、
するとその原因が、定義をきちんと理解していないせいであることがわかる。
するとその原因が、計算力不足であることがわかる、
するとその原因が、通分と、分母を払うを混同していることがわかる、
すると・・・・・・・。
 
このように連鎖する。
 
じゃあ、何がわかればわかるのか?は次のステップということに。
 
まずは自分が何でつまずいているのか認識することから始めましょう。
そこがわかれば、1段階レベルアップしたことになります。
 
わからないことに自信を持ち、正直にわからない部分をさらけ出しましょう。
きっと、あなたのカテキョーは正しい指針を示してくれるはずです。
 
もし満が一、それができない教師なら、首にして私を指名することです。
35年間辛酸をなめ続けた私だから、出来るアドバイスがあるのです。
 
無能教師についていたら、貴方も一緒に無能になっちゃいますよ・・・。

『四平方の定理』 を知っていますか?

有名な三平方の定理ピタゴラスの定理)は誰でも、ご存知ですよね!

では、四平方の定理は????・・・・?も4個です(笑)
と言っても、正式名称ではありません!

三平方・・・は、平面の直角三角形に関する性質
四平方・・・は、空間(立体図形)の直角三角形(4面体)に関する性質
です。
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内容はこちらを参照ください:

高校の数学教科書には取り扱いが無いので、当然ながら大学入試には出ません。

しかぁ~~し、
これを知っておくと、空間図形問題(特に四面体関連)の検算に利用できますので、
賢い受験生はぜひ知っておくこと!