katekyou-nowの日記

数学は計算力であ~る!

偶には家庭教師らしく、順列の問題でもいかが?

まずは問題です:(小中高校生向け)

0・1・2・3・4・5 の数字から異なる4つをならべると、
4桁の5の倍数はいくつできるか?
ヒント:5の倍数というところが、工夫する点ですね。
 
自分なりに回答してみてください。
方法は、樹形図を描いてもよいし、数え上げでもOK。ちょっと大変ですが、時間をかければ確実に正解できます。
制限時間は5分というところですが、家庭学習では、10~15分程度かかってもよい。
 
さて、解説です:
考え方のポイントは、

必ず図示することが大事ですよ!
5の倍数を作るためには1の位が0か5でないといけないので、1000の位に使えるのは1から4までの4通りです。

1の位は0と5の2通り、100の位は4通り、10の位が3通りになります。

つまり、4×2×4×3で計算をした96通りが正解としたいところですが、まだ計算をしなくてはいけません。
それは1000の位が5の場合ですね。

この時、1の位に使えるのは0だけなので1通り、100の位は4通りで10の位は3通りあります。 図示するとこうなります。

結果、96通りに12通りを足した108通りが正解になるのです。
このように工夫がいることも多いので、問題をよく読むことが大切になります。 

 

このやり方だと、小学生でも理解できるはずです。

これが高校生になると、どうしてもスマートな方法で解きたくなりますが、

場合の数や、確率は、泥臭い面もあることを知っておいてください。

最終的に、注意深く書きだしすれば、正解できますからね・・・。

 
では練習問題です。

この3つは基本的な3つのパターンになります。
 
次に、

ちょっと条件が複雑になっています。公式に頼らず本質を考えるのがポイントですね!
 
ではちょっと難問:

公式に頼った考え方をする人は、良く間違える問題です。
nが何か?rは何か?をよーく考えてください。
(ヒント)nは「候補となる」数です。
 
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