katekyou-nowの日記

数学は計算力であ~る!

送電線の秘密・・・

田んぼとかによく見る送電鉄塔、こんな感じ:

電線が2本ずつ並んで、3層になっています。

一番上の1本は、アース線です。正式には架空地線と言います。

 

なぜ3つなのでしょうか?

家庭用交流電源では、2線式が使われていますので、コンセントは2極です。

プラスマイナスは特にありませんが、コンセントの切り口の長い方は、アースされて

いてそこに触れても感電はしません。

(知らなかったでしょう?!)(笑)

 

さて、送電塔の電線がなぜ3本なのか?

家庭の電源は単相式(2相式)、送電は3相式(3相交流)だからです。

発電所で発電された電気は、すべて3相交流です。

最も効率よく発電できる形式なんです。

一般的な火力発電所において、その発電効率は、約98%です。

石油や石炭を燃やして、ほぼ100%近いエネルギーを取り出しています。

(これら発電機は、主に、三菱電機トラちゃんが昔務めていたところ)、

東芝、日立などの大手電機メーカー)さすがにクオリティーが高い!

 

この3相交流は、送電効率が非常に高く、遠くまで送電しても、電力損失が少ない

いうメリットがあります。

実は、送電(高電圧を運ぶ)と、配電(変電所で低圧にしたもの)は異なり、

高圧6600V以上は送電で、それ未満は配電と称されます。

(普通の人は区別できないね)(笑)

だからぱっと見では、送電線か配電線かの区別は素人には出来ません。

 

日本の送電施設は、凄く優秀で、落雷とか事故などによって、停電(送電停止)

しても、殆どの場合1分以内に復旧します。

これは仕組みがあって、停電が発生すると、自動的に配電経路を切り替えて

復旧させるからです。

通常家庭の電源は、100Vと言われています。

簡易版統一省エネラベル

電気製品を選び際には、こんなラベルもチェックしてね!

日本の電気の品質は、98~102Vで安定した電圧を誇っています。

まあ、大概の電器製品は、95V以上あれば動作しますけどね・・・。