katekyou-nowの日記

数学は計算力であ~る!

プロ・カメラマンの視点と映像

まずは和田の生い立ちから(前置き、長くなりそうやな~~)(笑)、

初めてカメラを握ったのは、10歳頃でした。父の一眼レフカメラを借りて、

花や風景、サボテン(父の趣味だった)、ペットの犬:コロちゃん など・・・。

当時は当然ですがデジカメもスマホもない時代(約50年前です)、

ようやく白黒フィルムから、カラー写真に移行する境目の時期でした。

まだカラーフィルは高くて、白黒(正確にはモノクロ といいます。倍くらいしました。)ユニクロじゃないですよ(笑)。

なかなか小学生のお小遣いでは買えなくて、ひと月に24枚撮りフィルムを1本撮影するのがせいぜい。

今の時代はいいですね~~~!デジカメでほぼ無限に写真が撮れます。

8GBのマイクロSD 1枚で、個人だったら5年でも10年でも撮りまくり、出来るかな。

まあ一般人(写真の素人)は1日に千枚も撮らないですものね。

 

さて、時代は進み、大学生になった頃に自分専用の一眼レフカメラを手に入れました。

今でいうヨドバシ・コム、その前身はヨドバシカメラという大阪の淀橋にある、大型カメラ販売店でした。

父が使っていたカメラは、ペンタックスSVという機種で、

まだ本体に露出計が内蔵されていないものでした。露出は勘でやっていたので、失敗写真も多くあり、なかなか上手く写真が撮れなかったのですが、当時ペンタックスの最高峰と言われた、K-2 というカメラ(無論中古、でも当時は5万円くらいしました)


を手に入れて、大学の写真部に在籍していました。

同級生のカメラ好きと、高知の街中で写真を撮っていた時代です。

 

でもまだフィルムカメラ全盛時代であり、デジカメが登場するのは、その20年後くらいになります。

子供が生まれて、その成長記録を撮りたいと思い、大枚はたいてfujiフィルムのデジカメを買いました。その当時和田はベスト電器という日本1の大型家電店(店舗数:500店以上ありました。今はヤマダ電機に吸収されて、現在店舗は残っていません)

 

結婚して子供が出来て、思い出作りのために、デジカメとビデオカメラ(いわゆる8mmビデオってやつ、これもfujiフィルムの製品です)当時の値段は198,000円、かなりの高額商品ですね。実際は新婚旅行用に先にビデオカメラを買いました。

この時は夢中で妻を撮影していましたね~、きゃぁ~~

 

デジカメの方は、通常売価69800円を型遅れで、49800円くらいで買いました。

まあ家族のための出費ですから、どうと言うことはなかったですけどね。

この時に買ったのはfujiのFinePIX シリーズの中間のモデルでした。

このカメラは今でも和田家にあります。ただし色合いが狂ってきて、今はお蔵入りになっています。でも思い入れのあるカメラなので、取ってあります。

メーカーの宣伝文句は、以下のよう:

「FinePix2900Z」は高精細230万画素CCDに高性能フジノン光学3倍ズームレンズを搭載。さらにフルマニュアル撮影機能や、絞り優先AE、ホットシュー、非圧縮撮影モードなど、カメラ上級者向けの機能を装備。本格的カメラボディスタイルを堅牢なマグネシウム合金で実現したデジタルカメラです。 以上。

いわゆる定価は約10万円もしたんですね~、当時としては相当に高かった。

この時期のデジカメでは、記録メディアはほぼ、スマートメディアとうものだった。

後にコンパクトフラッシュ(略してCFカード)が普及してきました。その当時は、

約1MB≒100円で、32MBタイプで、3200円ほどしました。まあ画素数も少ないので、メモリー容量も少なく、32MBでも50~100枚ほど撮れました。

今は、8GBとか64GBとかが普通ですから、200~1000倍ほどの記憶容量となっています。(時代の変遷はすさまじい)しかも値段は、数100円から数千円程度です。

デジカメ黎明期は、本当に大変でしたね!

そこから10年ほどして、デジカメは価格が1/2~1/3程に下がります。無論歓迎すべきことなんですが、同時に性能も落ちました。

2003年頃に買ったPanasonicのデジカメは新古品で約20000円しましたが、

画質自体はFUJIの方が良かったですね。画素数は230万画素とパナは320万画素でしたが、プリントすると、圧倒的にFUJIが上でした。

20年前のデジカメでも、今の最新デジカメと比べても、性能差(画質)は

画質自体は、上かもって思いますよ。

今のデジカメは、画像処理技術で見た目の奇麗さを演出しています。カメラとしての、本来の性能は、全然違います。

普通の人は全く気付きませんが、プロカメラマンだった和田 には丸解りです。

実際にプリンターで印刷してみると、明らかです。20年以上前のデジカメの方が明らかに高画質で、色の出具合とか、諧調は今のスマホとは一線を画する性能差です。

これは全て、レンズの差です。スマホのレンズは数mm、デジカメは最低でも20mm以上あります。解像度も100倍以上あるのです。性能差は歴然ですね。

液晶上で見る場合と、プリントする場合では、決定的に違いが出ます。

これがスマホカメラとデジカメの圧倒的な性能差と言うことです。

 

このカメラで息子がまだ2歳ぐらいの頃徳島県池田町にある古刹:箸蔵寺

撮った画像は未だに私の作品の中で一番気に入っております。

まだよちよち歩きの息子と、周りを囲む家族(3世代6人家族でした)、の映像でした。

デジカメ買ってて良かったなと思った瞬間でした。

 

上位モデルは優に10万越えの時代です。この辺から、デジタル一眼レフカメラが、

市場に出てくる時代でした。今はデジ1でも数万円で買える時代ですが、

この当時は60万~100万円したんですよ・・・。

この時から私のデジカメ時代が始まるのです。

あははっ、何とも前置きが長いね(笑)

 

さてこれから私のカメラマン生活がスタートするのですが、

あまりにも文字数が多くなってしまいましたので、その後の経緯はまた別稿で、書くことにします。

実際に和田が仕事でカメラマンをしていたのは、約半年ほど。

徳島県内の主な公共施設を撮影して、道路マップに載せるという仕事。

緊急避難路の調査で、周辺のランドマーク(目印)を示す、オンラインマップの作製

でした。県内にある、ニタコンサルタントという会社とのコラボです。

この会社が恐ろしく良くて、・・・、担当者様も凄く良い人で、和田が働いた会社としては、ダントツの好印象でした。

社用車で朝6~7時から乗って現地に赴き、往復200km 程度は普通に、走っていましたかねぇ~。

一人で行くのですが、やりがいもあって、とても楽しい仕事でした。

小中高大学校や、警察署、市役所(町役場)、病院、その他 公共施設を撮る

業務でした。

祖谷の奥まで行ったり、廃校の小学校を撮ったりと・・・

車を運転するのも好き、写真撮影も好き、な私にとっては、最高の仕事でした!

感謝しかありませんね。

 

結局、実質的な和田のプロカメラン歴は、約6か月間です。

ですが、そこで発揮できたカメラマンの基礎は、今も徳島県の緊急輸送路システムに

残っています。

自分の仕事が、公共のシステムに載るって、凄いですよね。(プチ自慢?!)

なかなかできる事ではないです。

たった半年間の仕事でしたが、わたしはこれを誇りに思っています。

 

ではでは本編行きま~~すヨ!(やっとかい?)

 

まずは見ていただきたい、、、

家のベランダから撮ったデジカメ映像です。

カメラマンの視点とは?を考えながら写真を見てください。

温室とアルトラパン

(大きく見たい場合は、キーボードのctrl(コントロールキー)を押しながら、+キーを押してください。全体が拡大表示されます。

戻す時は、cntlと-です。

 

この写真のポイントは、温室のガラスの透明感と、ラパンのルーフの白色を、

対比してみました。

それだけだと単調になるので、ラパンの車体色ピンクをあしらってみた。

写真は「構図」が基本になります(画角内に何を入れて何を入れないか)が、

構図と共にアクセントになるのは、カラー写真ではやはり色彩であり、

色のあるものを写真中に配置すると、プロっぽい仕上がりになります。

 

我が愛車 ベリーサちゃん

これは巧妙にナンバープレートの上部を映さず、番号だけを強調しました。

人間は無意識に多くの情報を処理できませんから、数字4桁に注目させるために、

敢えて、上の徳島5・・・は省きました。

また、あえて車体だけではなく、ガレージの屋根も左に入れました。

いわゆるアクセント付けですね・・・。

プロのカメラマンは、ほぼ瞬間的にこれらの状況を把握し、カメラを向けた瞬間に、

構図と色合いを認識します。

これが素人とプロの差ですね。

 

今年は沢山なるかな? 家の庭の柿の木

今年は昨年よりも多く実を付けています。

これは単純に、映したいものと、その周りの状況を切り取ることを、主眼としました。

中央の実は、すでに直径7cmくらいになっています。

沢山生るといいなぁ~~。

 

青い空

これは北西側の空の映像です。電気の引き込み線と屋根の一部の画像ですが、

敢えて露出を絞って、空の色をより青くしてみました。

露出を落とせば、色は濃くなり、印象的な写真になります。

オート撮影ばかりではなく、たまにはマニュアル露出で撮ってみると、

一味違った写真が撮れますよ。

 

空の映像 東南の向きの空です。

広さ感を出すために、最広角28mm換算で撮りました。

雲だけだと遠近感が出ませんので、あえて下部に電線と樹木を入れました。

これだけで、広さ感を演出できます。

 

素人写真は、撮りたいものにカメラを向けてただシャッターを押すだけ!

プロはシャッターを切る前に、全て計算が完了していて、被写体を捉えた時には、

構図・露出:画角などの全ての要素を、イメージしています。

最終的な調整は無論行いますよ。(細かいシャッタ速度とか、F値とかね)

 

これはスズメ(雀)ではありません。

トーショナルバンパー(ちょっと専門すぎたかな? 電検三種以上の知識(笑))

これは電線の風による揺れを防止するためのものです。

当然大きく揺れると、電線自体の烈断や金属疲労により、強度が下げることを、

防止する部品です。

電線の揺れを抑制する部品です。

さすが電検持ち・・・(笑)

 

最近はインスタグラム等でも写真の投稿が多いですが、

やはり素人写真が多いですね。

まあ場数を踏めば、だんだん上達して行きます。

 

あなたも是非写真を撮ってみませんか。

撮れば撮るほど、上達して行きますよ・・・。