これはピーマン、基本的に緑色
こちらはパプリカ、基本的に緑じゃない。
違いが分かりますか?
まあ見た目だけでは判別不可能といったところです。
パプリカは基本的に大きく、果肉が厚い。
ピーマンよりも辛みが少なく、食べやすいですね。
パプリカはピーマンとは違うのですか。
という農林水産省のHPからの抜粋です:
ピーマンは、ナス科トウガラシ属の植物で、原産地は中南米の熱帯地方です。
18世紀にアメリカで、より大きくて肉厚な甘トウガラシが品種改良されてベル型の大型ピーマンができました。この大型種は明治時代にアメリカから日本に伝わりましたが、一般家庭の食卓に普及するようになったのは、今の中型種が作られるようになった終戦後です。
私たちが普段食べているピーマンは緑色ですが、これは未熟な状態で収穫されたもので、完熟すると、中に含まれるカプサンチンという赤い色素が増えて赤ピーマンになります。
苦味や青くささがあるため、ピーマン嫌いのお子さんもいますが、ビタミンCの量は100g中76mgと豊富で、βカロテン当量も100g中400μg含まれています。ピーマンは組織がしっかりしているので、加熱調理してもビタミンCの損失がほとんどないのが特徴です。
パプリカは、植物学的にはトウガラシと同じ仲間で、ピーマンに比べてサイズが大きくて肉厚で甘味がある大型種です。1993年頃にオランダから輸入したのを皮切りに、日本でも流通するようになり、ニュージーランドや韓国からの輸入だけでなく、国内でも栽培が行われています。 果実の色は、未熟果では緑色をしていますが、完熟すると品種によって赤やオレンジ、黄、紫、白、茶、黒、緑などカラフルな色になります。赤はカプサンチン色素、黄色はカロテノイド色素、紫はアントシアニン色素によって発色します。
パプリカは苦味や青臭さが無く、果物のような甘味があるため、サラダやマリネなど生で食べても美味しいです。また、炒め物などに入れると、彩りも鮮やかで甘味もアップします。
ピーマンに比べてビタミンCの量も2倍以上ありますし、赤パプリカは
βカロテン当量も100g中1100μgと豊富です。
パプリカも加熱調理によるビタミンCの損失はほとんどありません。
1年中いつでも出回っていますので、上手に料理に採り入れましょう。
美味しいパプリカは、色が鮮やかでツヤがあり色むらがなく、へたはみずみずしい
きれいな緑色をしています。張りがあって、ずっしりと重みがあるものを選び
ましょう。
新鮮なパプリカは一週間ほど保存できます。保存する際は、水気をよくふいてから、
乾燥しないようにビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
~ 以上、引用終わり。
栄養価や調理方法も異なりますが、使い分けて美味しく(見た目も良く)いただきたい
ですね・・・。