先日、近年の目標として、｢本を出すこと｣を挙げましたが、
数学にしろ、物理にしろ、過去の経験から得たノウハウは沢山あって、
書きたいことは山ほど有ります。
ただ、それらをどう伝えるかってところが、難しいところです。
わたしが実感したことをそのまま書いても、伝わりにくいと思うんですよね。
なぜかといえば、それは共通体験がないから！
濃硫酸に指を入れたり、青酸カリの味見をしたり、
過酸化水素で、皮膚がぼろぼろになったり、
ニトログリセリンを合成して、半爆発して死ぬかと思ったり・・・
今の学生には刺激が強すぎるかと。
でも実際はそれらの実験が今のトラを構成しています。
何事も自分でやってみる事が大事だって精神。
実験こそ真実って、考え方です。
化学なんて、教科書に書かれていること『だけ』が、事実ではなくて、
その周辺に涙ぐましい人々の経験があるのだと伝えたいから。
本(電子書籍)という形になったものを想像するに、
読者に対して、有益な情報源でなければいけない。
対価を出した価値が感じられるものでなければならない。
その点、数学は楽です。
すべて頭の中の出来事なんですから。
執筆って難しいです・・・・・。
