『工夫する』=『楽をする』ことと同じなんです。
たとえば、
①85*85 の計算が2秒で出来ると嬉しいですよね!
②0.625*12*2*(8/3) の計算を筆算や式を書かずに5~6秒で計算できたら、
嬉しいですよね!
世に言う暗算とは、紙に書かず頭の中でする計算のこと。
いわゆる頭の中で算盤をはじいているのだそうです。
要は、算盤、速算、です。
私が言う暗算とは、決して頭の中で算盤は使いません。
計算式の特徴をつかんで行う、まあ言えば『楽算』かな・・・
①は、8*9=72 とし、5*5=25を書き添えて、7225が答え
筆算でやると、速い人でも10秒はかかるでしょう。
②は、0.625*2*8=10を先にやって、(12/3=4)倍する。つまり40が答え
前から順番に計算すると、
0.625*12=7.5 (ア)
7.5*2=15
15*8=120
120/3=40 のようになるでしょう。
しかも(ア)の計算は、ちょっと時間が必要ですね。
ここで劇的に計算時間を短縮する方法を紹介しましょう。
①は、A5*A5の形なら、A*(A+1)の100倍 + 25 という公式を覚えていれば
1~2秒で誰でも出来ますよね!
②は、0.625*2=1.25 1.25*2=2.5 2.5*4=10 という特殊な条件を覚えていると、
0.625*2*8=10となり、あとは12/3=4を使って10*4=40とすれば良い。
つまり、ここに計算の工夫があるのです。
2*2.5=5とか、4*2.5=10とか、0.125*8=1とか、切の良い数値になる組み合わせを覚えていれば、
簡単に速算できますよね。
すなわち、工夫する計算とは、予め計算結果を用意し(覚えておいて)それを活用することなんです。
良く使われるパターンを覚えておいてください。
0.25*4=1 2.5*4=10 25*4=100
0.125*8=1 1.25*8=10 など・・・・
要は、計算内容をよぉ~~く観察してから、楽できるよう、順番を組み立てる事、なんです。
無論、すべての計算を『暗算で』やれと言っているわけではありません・・・。