katekyou-nowの日記

数学は計算力であ~る!

某家庭教師派遣業のパンフレットから・・・

まずはパンフレット現物をご覧ください。

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緑色で囲んだ問題の『書き直し』部分です。
赤線で囲んでいます。

ここで、かなりまどろっこしい事をしていますね!
せっかく子供が『36:x』と考えているのに、
(36-x):xと、考え直させているところが問題!!!

わたしなら、36:xの考えを踏襲し、
36:x=(18+12):12と、教えます。

比例式は、要は、対応する線分の長さを比の形式で書くこと(式で表す)のが大切であり、その対応関係が合っていれば、比例式は出来るのだと、
いうことを、理解させることです!

無論、赤囲みで示す方法は間違ってはいません。
しかし、わざわざxという未知数を2個使って式を作るよりも、
直感的に、xのみで表す方が、計算もしやすいし、本質的であります。


式が出来ると、計算にかかりますが、
36:x=(18+12):12からの計算は、
先に、
36:x=(18+12):12と=30:12=(3で割って)10:4=(さらに2で割って)5:2 としておきます。
先に比を簡単にしておくことで、後の計算が楽になります。
実際この考えは重要でして、必ず身に付けさせたい能力です。


ここでポイントは、
(36-x):x と書くよりも、 36:x の方が直感的に判りやすいことと、
文字(変数)が1個で済むことです。
どうせなら、式は簡単である方が、良いのです!

指導する側の人間は、そこまで意識してこそプロなんですよ・・・・・・。


お仕着せの解法よりも、本質を。
お仕着せの式よりも、直感的な式を!
これが本物の数学的思考力なんです。



みなさん、どう感じになりましたか?
質問・批判、何でもお受けいたしますので・・・・・・・・・(笑)