皆さん、家庭教師の仕事って何だと思いますか?
殆どの保護者の方は、
『問題の解き方を教えること』だと思っているのではないでしょうか?
むろん、それもありです。
だから有名大学の学生がもてはやされたり、高時給となったりします。
そこで、たとえ話があるんですが、、、
『無人島で自分の生徒が遭難し、食べるものも住むところも無い状態で、救援される可能性も少ないとき、
教師である私は、彼に何をすべきか???』
じっくり1日考えてみてください。
木の実を採ったり、海で魚を採る方法でしょうか?
あるいは、水も食料も無い状態で1週間暮らしていく知恵でしょうか?
教師が魚を採ったり、木の実を採って、提供することでしょうか?
私は彼に何かを教えることができます。
最も高確率で彼を生存させるには、指導者である私が居なくなったとしても、生計を維持していける
生存力(具体的方法)を教えてあげる事ではないでしょうか。
自分が教師として、また親として兄弟として、友人として、彼に生きていく能力を伝授することであるはずです。
私が食料を調達して彼に与えれば、彼は生存できます。
しかし私は彼よりも年上なので、彼より先に死んでしまいます。
わたしは彼に、『生きていく力』を教えることができれば、彼は生きながらえ、いつか来る救助を待つことが可能です。
つまり、食料を与えることではなく、自分で食料を得る方法を教えることです。
家庭教師は、彼が自ら行動し、学び、生きていくために、どうすればよいかをアドバイスできるだけです。
私は、それが教師の仕事だと思っています。