生徒の反応は3つ。
①解っていないのに、解ったという者
②解っていないのに、解った振りをする者
③解った気がするが、まだあやふやな者
本当に解った者は、まだまだ解った気がしないと思っている者である。
この真実に気づかない教師も多い。
本当に解っているかどうかは、本人に説明させてみると判る。
生徒自身の気持ちは、
『こんなに長く説明してもらって、解らないというのはイケナイことだ。
まだ良く解っていないけど、とりあえず解った事にして【この時間】を切り抜けよう・・・』
多くの生徒にとって家庭教師と過ごす数時間は、殆どの場合苦痛なのだ!
苦痛の時間を早く切り抜けるために、つい嘘を言う。
これは正常な心理状態といえる。
他人を思いやった行為なのかもしれない。
そこで、【解らない】という勇気は出しづらいものなのだ。
教師が把握するべきは、生徒のこの心理である。
つまり教師は心理学を学んでおく必要がある。
だから逆に言えば、
『解らない』と言ってくれる生徒こそ、ありがたいわけである。
そして、その解らないところが何処か???を知る事から、
指導が始まると言って良い。
解った振りはするな。
そんなこと本物の教師にはバレテいる。
解らない、という勇気こそ、君に本物の知恵を授けるのだ・・・・・