katekyou-nowの日記

数学は計算力であ~る!

家庭教師は問題の解き方を教えない!

家庭教師を依頼する殆んどの保護者が考える誤解について、今回は話そう。

上記タイトル『家庭教師は問題の解き方を教えない!』の真意を理解すべく、以下をお読みください。

結論から先に書けば、
家庭教師は
①生徒が自分で勉強できるようになるための、諸問題を聞きだし・解説し・アドバイスを行う。
②生徒自身だけでは達成しにくい、目標管理・スケジュール管理・モチベーションの維持に対し、アドバイスを行う。
③生徒自身の問題点の解決法をアドバイスする。
④(理数系に限定するが)計算力アップに注力する。
⑤指導全般において、解法にいたる道筋(考え方)・なぜそうするのか?・ポイントは何か?
 ・別の見方をするとどうなるか、、、(要は幅広く考えること!)
 これらに関して、ヒントを与える。

つまり上の5つを総合すれば、
『家庭教師は問題の解き方を教えない!』となるのです。


では、それぞれの内容を詳解していきましょう。

最終的に生徒および保護者が希望することは、
成績アップ
苦手克服
志望校合格 など・・・

ここでとりあえず、解ける問題を1個増やせば、確実に実力は付いたことになり、
成績は上がります。
ただこれだけでは、+にもならないし、-にもなりません。他の生徒も勉強していますから、
はっきり言って現状維持といったところ!
他の生徒が3問覚える間に、3問以下だと現状維持もままならない。
例として、たった1問を完全理解に導くには、演習時間を含め1時間~3時間程度かかります。
つまりまったく時間が足りないのです。

家庭教師の指導時間は永遠ではない。24時間でもない。たった週に数時間。
だから、重要となるのは、
生徒自身で勉強する時、勉強しやすくなるような環境づくりになります。

学校の授業は週に30時限程度、1科目にすると3~5時間程度です。
家庭学習可能な時間はまちまちですが、週に15~30時間程度。
家庭教師に与えられた時間は、通常週に1時間~2時間程度。(多くて3時間程度)
つまり圧倒的に時間数は少ないわけです。

この時間で問題の解き方を教えていたら、とても間に合いません。
絶対的時間が足りない。
授業速度に追いつかない。
演習時間は足りない・・・。
となるのです。

要は、生徒が自分だけの勉強時間に、どれだけ効率的に学習ができるかが課題となります。

つまり家庭教師は自分が生徒のそばに居ない時間に、生徒が自学できる環境なり・時間配分なり・
学習法なり・具体的な進め方なり・問題点が出た場合の処理法など、を
創意工夫することにより出来るようにすること、が仕事です。


プロの家庭教師になって約7年、大手家庭教師派遣業の某社・某社、、、の大学生バイトのやり方と
違うのは、まさにそこなんです。

生徒の人生を左右することを自認するから、絶対にいいかげんな指導はしない・出来ない
だからプロなんです。

本物の指導を希望する生徒・保護者はぜひ私をご指名ください。