katekyou-nowの日記

数学は計算力であ~る!

お月様を撮ってみた!

昨日のsuper MOONを撮りたかったのだけど、雲に邪魔されてしまいました。

本日リベンジです。

写真右下+マーク クリックで拡大されます
イメージ 1

データ:PENTAX K-5Ⅱ F8.0 1/2000 WB=5500K SIGMA APO70-300mm ベランダ手すりにて手持ち


しかし、不思議ですよね!
月は地球から見ると、常に同じ面を地球に向けていて、地球からはその裏側を決して見ることはできない。

この謎は数千年の間、人類を悩ませ続けました。

観測事実からは、月の自転周期は 27.32日(1日は地球時間による)であり、月の公転周期は同じく27.32日なので、常に同じ面を地球に向けている。
ただ、どうしてそうなのか?
周期が一致する理由は何か???

多くの科学者・天文学者が理由を推測しました。
その研究結果は現在のものと同じなのですが、いかんせん、それを裏付ける証拠が確認できなかった。のです。

科学の世界では、「実験事実」こそが唯一無二の証拠であり、どんなに素晴らしい理論であっても、実験事実に合わなければ、それは正しいとは認められないからです。


太陽系惑星探査船の観測により、太陽系の他の惑星を回る衛星にも、同じ現象が判っていて、
自転周期と公転周期が一致しているという。
この一見神がかりな、法則はなぜなのか???


その理由はさまざま推測されてきましたが、あくまで理論的推測の域を出なかった。
日本の探査機「かぐや」による重力測定の結果、その正確な理由が判明しました。

それは月の密度が一定ではなく、片方が重いことに起因していました。
つまり、万有引力の法則にしたがって、月の重い面が地球に近く運動する。
要は、地球から見ると、月はその重い面をこちら側に向けていると・・・・・


科学とは無味乾燥ですが、人類に正しい認識を与えてくれる結果となったわけです。

理科を志す者は、自分の幻影がたとえ打ち砕かれても、正しい認識を追い求めるのですね・・・。