さて、右と左の第2弾です!
化学の世界には、光学異性体というのがある。
忘れてしまった方に、ちょっと復習:
光学異性体 不斉炭素原子をもつ化合物で,一つの不斉炭素原子について,互いに重ね合わせることのできない二つの化合物同士. 一方が他方の鏡像の関係にある場合,旋光性は逆になるので光学異性体という. 右手と左手の関係に例えて鏡像異性体ともいう。
これら2つの構造を異にする同じ分子量を持つ物質を別名、右手系-左手系 とも呼ぶ。
また、別名、d体とl体
かゆみ止めや筋肉痛の塗り薬の中に入っている、l-メントールなんてとても有名ですね。
また昭和初期に開発された、味の素の主成分:l-グルタミン酸モノナトリウム なんてのも・・・。
しかしである、光学異性体の存在は昔より知られていたが、
d体とl体を合成仕分けるのは、難しく、必ず半分半分の割合でしか出来なかった。
そこで科学者たちは色々と試みたのである。
これを以下のように言います:
彼のステキな言葉をどうぞ:
科学への興味は、単純なものなんですね・・・。
みなさんも、何かにほれ込んで、じっくり勉強を重ねていけば、よいのです。