前稿では、読書の必要性・効果を紹介しましたが、
では、実際、何を読めばいい?
に関することです。
基本的には、
『好きな本を、いっぱい読む!』 です。
自分が好きな分野というのは、敷居が低く、だれにも読みやすい、からです。
ただ、好きなことばかりですと、
考え方に偏りが生じてきてしまいますので、
偶には違う分野の本も読んでみましょう。
ここで、どんな分野の本があるのか?
考えてみましょう。
1.文学系:小説・散文・詩・和歌・俳句など
2.啓蒙書:興味のある分野に関する、一般的解説書
3.実用書:何か特定の目的に関する知識のまとめ
4.ビジネス書:主にビジネス向けのある分野に特化したノウハウ本
5.専門書:特別な分野に関するもの
6.その他、一般的書籍および週刊誌・月刊誌、趣味の本など
7.哲学書:哲学なんて重く考える必要はない、要は
どう生きたら、幸せになるか?についての考察です。
受験の国語試験を意識すれば、
1.と2.が近い存在となりますが、
それを意識する必要はなく、とにかくたくさん読めばいいのです。
そこで得られることは、
多く読むことでの、読む速度アップ
多読による、語彙力アップと、表現力のアップ
これらすべて国語力につながります。
これらの本を読むとき、ただ漫然と読むのではなく、
『もし、自分だったら、
どう思うだろう?
どうするだろう?
どう考えるだろう?』
どう考えるだろう?』
と思いながら、読み進めることです。
そのことで、予測力や推測力が養われます。
受験の参考という観点をかなぐり捨てて、
自分自身で、人生を考える、良い機会となるのです。
これが読書の本当の効果であります。
深く考える、色々な場合を想定してみる、広く誰かの考え方に触れる!
ということです。
以上が、読書の効用です。
正しい判断力は、正しい知識からしか出てこない。
何が正しいことかなんて、本当は誰にもわからない。
わからないがゆえに、多様性を持ち、
深く考える機会を持てるのです。
だからたとえ小説本を読むときでも、
ただ筋を追うのじゃなくて、
その場面場面で、何で主人公はそう考えたんだろう?
とか、
僕なら、こうする。
とか、
こう考えるだろう。
なぁ~んて考えながら読むと、良いですね。
まあ、ここまで突き詰めて本を読もうとすると、
えらい大そうな時間となってしまい、読書にのめりこめなくなるので、
最初の内は、気軽に読めば良いのです。
とにかく、お気に入りの本を手元に置き、
楽しく読んで行きましょう。
さて、私が薦める本を紹介しておきます。
どれも、何かの受験に必要な要素を与えてくれます。
仕事の文字は、勉強に置き換えてください。
①
見城 徹 たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉
② 見城 徹
絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ(講談社+α文庫)