katekyou-nowの日記

数学は計算力であ~る!

解法暗記方式の議論 その1

まずは、ヤフー知恵袋での、ある回答者と私の意見の違いについて、
その意見を確認ください。
↓↓↓ こちらより

私の持論は、全ての勉強・学習は、『考える』ことを第一義とする、ということです。
『考える』とは、考えることそのものと、『考え方』の多様性を学ぶことの、2つの意味を含みます。


上記、知恵袋のやり取りで、
意見を異にする回答者様の言い分は、十分わかります。
暗記無しの知識なんてありえないから。

実際、解法暗記の方が手っ取り早く、成績を上げられるという事実も存在します。
ただここには『掛ける時間』の問題が隠れているのです。

時間が無限に使えるなら、全ての事実を覚えこんでしまう勉強法は最強です。
もっとも短時間で解答にいたることが出来ますから。

しかし人生も受験生の時間も無限ではない。有限の時間内でほぼ正解であろうと考えられる回答をしなければいけないのが、試験というものです。

受験生の有限の時間という制約の中で、最大の効果を上げるのは、
急がば回れ、理屈から思考する、使った時間に対する費用対効果なんです。

偏差値を5だけ上げるには、解法暗記が有効です。
でも偏差値を15上げるには、(残りの10分上げるのにかかる時間を考慮すると)、解法暗記では限界が生じます。
この限界は時間の壁ですから突破するのは容易ではなく、相対論による光の速度まで加速するのに要するエネルギーは無限大に必要!ほ理屈で、加速度的に時間を要します。

時間の壁を破るには、遠回りしても基礎から積み上げていく方法しかない。
つまり、最終到達時点での効率です。


私も時間が1ヶ月しかないとしたら、素早く成績をアップさせる手段として、解法暗記を薦めます。
ですが、これが6ヶ月あるいは』1年あるとしたら、
解法暗記では限界が来てしまいます。


さあ皆さんも、よ~く考えてみてください。